シリーズの人気楽曲や多くの新曲が収録された充実した内容!
コンポーザー:神前暁、大久保博、中西哲一、内田哲也、矢野義人、境亜寿香、高田龍一、TEREN PAREN、遠山明孝
ゲームのプレイ状況:現在プレイ中(初級レベル)
今回も「もじぴったん」関連になります。
2004年に発売されたPSPソフト「ことばのパズルもじぴったん 体辞典」のサントラをご紹介します。
コンポーザーは引き続き神前暁さんがメインとなっております。
そこにエースコンバットシリーズでお馴染みの大久保博さん、中西哲一さんを始めとした豪華なナムコ作曲チームが加わっております。
サントラの全体像
全25トラックで収録時間は1時間15分です。
1曲当たりの収録時間が意外と長く感じられました。
シリーズ人気曲のアレンジ曲も数曲入っておりますが、新曲が圧倒的に多いです。
しかし全体的な雰囲気としては相変わらずで、楽しく聴くことができます。
そして、やはりサントラの最後には「SE集」が収録されているのが特徴的に感じられます。
トップレート曲
Hello World
smile! smile!
バンビーニ
Positive Walkin’
Bedtime Puzzler
ふたりのもじぴったん (fine c’est la mix)
All Over the Word
辞典の音楽
ふたりのぜのぴったん
Hello World / 作曲:神前暁
トップメニューと言うことで煌びやかな楽曲をイメージしていましたが、今作は落ち着いた入り方でした。
意表を付かれた感じはしましたが、このような形も良いなと思いました。
ちょっと頭を整理してからゲームに入れそうです。
smile! smile! / 作曲:神前暁
ゲームメニューを選択し、こちらのが曲が流れます。
いよいよ賑やかな雰囲気になっていきます。
曲名から「うまく行っても失敗しても笑って楽しんで欲しい」という想いを感じたりします。
バンビーニ / 作曲:大久保博 ヴォーカル:Chizuru Miura
ステージ中の楽曲ですが、意外にもヴォーカル入りです。
最近気づいたのですが、こうしたゲームステージ中のヴォーカル曲はナムコが得意としているところのように感じ始めております。
こちらの楽曲もゲームステージの雰囲気やSEとの相性の良さを感じられます。
Bedtime Puzzler / 作曲:神前暁 ヴォーカル:Chizuru Miura
洒落た英語ヴォーカル曲で、分かり易く例えますとペルソナシリーズの楽曲のような雰囲気の楽曲です。
夜に聴くと心が落ち着くようなタイプの楽曲です。
「もじぴったん」シリーズのイメージからは外れてしまっておりますが、それでも魅力を感じるトラックです。
ふたりのもじぴったん (fine c’est la mix) / 作曲:神前暁 編曲:中田ヤスタカ ヴォーカル:古原奈々
既存曲のアレンジ曲です。
ヴォーカリストは変わらず声優の古原奈々さんが担っています。
個人的にはこちらの方が小原さんの軽快な歌声が馴染み易く感じられ、しっくりきます。
やはり聴き終えてから口ずさんでしまいます。
All Over the Word / 作曲:神前暁
「なるほど、こういうのも良いな」と思わせます。
主旋律が無く、ベース音を中心に構成されております。
徐々に音に厚みが加わっていくのがまた良いです。
辞典の音楽 / 作曲:高田龍一
今作のタイトルにもなっているゲーム要素である辞典を眺める際に使用されている楽曲です。
「図書館」をイメージさせるような楽曲の方がしっくり来るかなと思うのですが、こちらを聴く限りでは華やかで落ち着いた雰囲気なので、「庭園」や「花園」といったものをイメージさせます。
しかし、楽曲自体は大変聴き心地が良いです。
ふたりのぜのぴったん / 作編曲:神前暁 ヴォーカル:宍戸留美、鈴木麻里子、前田愛
「ぜのぴったん!?」と混乱させる楽曲ですが、こちらは「ゼノサーガ」のファンディスクである「ゼノサーガ フリークス」というPS2ゲームで使用されている楽曲です。
要するにこちらのサントラの中ではおまけ要素のような立ち位置にあります。
ヴォーカルの3名はいずれも声優です。
原曲と異なり、いわゆるアニメ声で歌われているのですが、それが楽曲によく合っているなと思いました。
なので、実は不覚にもこのヴァージョンが最も私の好みに合いました。
「ワン!ツー!」と合いの手が入る箇所が最も好きです。
ベストトラック
Positive Walkin’ / 作曲:矢野義人
曲名と楽曲とのイメージがそのままで凄いなと思いました。
ヴォーカル音と電子音とのユニゾンがたまらないです。
終盤の展開も素晴らしく、ベストトラックに挙げさせて頂きました。
矢野義人さんのお名前は、大変失礼ながら認識がありませんでした。
しかし、調べてみますと私の大好きな複数の楽曲を作曲されている方でした。
もちろんナムコのゲームですが、そちらのサントラでもお名前を出すことになると思います。
まとめ
これまでのシリーズの楽曲を活かしながらも、複数のコンポーザーによる多くの新曲が入っており、非常に充実した内容に感じました。
必ず気に入る楽曲があるのではないでしょうか。
「ふたりのもじぴったん」の3ヴァージョンの聴き比べも楽しいです。
サントラの入手は現在は難しいようですが、ゲームの方も気軽に頭の体操ができる良い内容ですので、私のようにPSPを引っ張り出して遊んでみるのも良いかもしれません。
このところ「もじぴったん アンコール」の発売で盛り上がりを見せていますが、これからも長く楽しまれるゲームシリーズになり得るのではないでしょうか。