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レビュー「エースコンバット3D クロスランブル」オリジナルサウンドトラック

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エースコンバットサウンドの新旧の風を感じさせる!

コンポーザー:椎名豪、中西哲一、渡辺量、濱本理央、内田哲也、中村和宏、石川哲彦、柿埜嘉奈子、高橋弘太

ゲームのプレイ状況:難易度エースクリア、全NAMED機の撃破に挑むも挫折

少々脱線しましたが、エースコンバットに戻ってまいりました。

今回は椎名豪さんの繋がりで『エースコンバット3D クロスランブル』(以下:ACE3D)のサントラをご紹介します。

サントラのリリース形態

こちらのサントラは、ナムコの販売サイトにて数量限定のゲーム同梱版に付属されるという特殊な形でリリースされました。

個人的には、その入手可能なわずかなタイミングを見事に逃し、悔やんでも悔やみきれず叫ぶこととなりました。

しかし、そこへ助けの手を差し伸べて頂いた経緯があるため、現在でも大切に聴いているサントラです。

後日配信版がリリースされたため、現在は難なく入手可能となっております。

というわけで、バンダイナムコの音楽への姿勢にも頭が下がる思いをしております。

サントラのコンポーザー

バンダイナムコの多数のコンポーザーが参加されております。

過去作の楽曲も多く使用されているのですが、作曲された曲数で言いますと最も多いのが中村和宏さんです。

中村さんは現在はフリーの作曲家として活躍されているのですが、『ACE3D』ではロックサウンドの楽曲を中心に作曲されております。

次いで数が多いのは椎名豪さんで、タイトル画面の楽曲やエンディングの楽曲を作曲されています。

チャレンジモードでは過去の楽曲を使用しているため、中西哲一さんの名前も多くあります。

一方で小林啓樹さんの楽曲は使用されておりません。

サントラの全体像

ディスク2枚組で61曲、収録時間は145分となっております。

『ACE04』以降のコーラスを含めたオーケストラルな楽曲だけでなく、以前のロックサウンドや無機質な電子楽曲も含まれており、ハイブリット的な作品になっているのが特徴です。

「両方楽しめる」という前向きな捉え方もできますが、違和感を覚える人もいらっしゃるかもしれません。

過去作の楽曲の多さを感じてしまう方も居るかもしれませんが、ミッションの楽曲は新曲なので、個人的には特に気にならなかったです。

さて、ここから各曲のレビューへと移りますが、例によって過去作の楽曲は重複を避ける目的で基本的にレート付けを行っておりません。

ただし、『ACE X2』等のはサントラを所持していないサントラの楽曲についてはレート付けしておりますので、ご注意ください。

トップレート曲

[DISC1]

Like a Phoenix Rising  作曲:椎名豪

Fighter’s Honor(Flying Remix)  作曲:椎名豪

Pulse in the Dark  作曲:中西哲一

Trickster’s Delight  作曲:椎名豪

メトロポリタン  作曲:椎名豪

Westerly  作曲:椎名豪

Sound Embrace  作曲:椎名豪

Skies Over the Promenade  作曲:椎名豪

[DISC2]

Shining Glory  作曲:椎名豪

Frenzy Overload  作曲:中村和宏

War-Torn Radiance  作曲:椎名豪

Ghost Hacking  作曲:中西哲一

Fighter’s Honor  作曲:椎名豪

Prayer At Nightfall  作曲:椎名豪

Like A Phoenix Rising (Full) 作曲:椎名豪

Coming Home  作曲:椎名豪

Let Sleeping Dogs Lie  作曲:中村和宏

If The Sky Is Burnin’ Out! (2011)  作曲:中村和宏

メトロポリタン  作曲:椎名豪


PSPソフト『ACE X2』の楽曲が再録されている形となっており、『ACE3D』においてはミッション8で使用されております。

オーケストラルサウンドの楽曲ですが、何と言っても前奏のインパクトが絶大です。

良い意味で派手さがあり、その後の主旋律の金管も勇ましさを感じさせます。

風の音を感じさせる演出も素晴らしいです。

Westerly  作曲:椎名豪


ミッション17の楽曲です。

どこかマーチングのような雰囲気も漂っておりますが、重々しさもあります。

重厚さと軽快さが絶妙に噛み合っている名曲です。

Fighter’s Honor 作曲:椎名豪


ラストミッションの楽曲です。

今作のメイン旋律とコーラスの融合が素晴らしいです。

伸びやかな旋律をあえて切りながら分断するように扱うことで、ミッションの緊張感も感じさせられます。

曲名が無かったらメイン旋律が使用されていると気付かない人も居らっしゃるかもしれません。

アレンジの素晴らしさが光るトラックです。

Like A Phoenix Rising (Full)  作曲:椎名豪


エンディングのヴォーカル曲です。

タイトル画面の楽曲のフルヴァージョンをエンディングに持ってくるパターンは『ACE04』と同様のものになります。

ヴォーカルのノエルさんの魅力はやはり高音域の美声でしょうか。

力みを感じさせない滑らかな歌い方で、ナチュラルに旋律が波打つような素晴らしい歌唱です。

旋律は非常にメロディアスなのですが、聴いていて音域の予測がさらに高くなって行くので、そうした旋律とノエルさんのヴォーカルの組み合わせが非常にマッチしているなと感じさせられます。

ベストトラック

Fighter’s Honor(Flying Remix)  作曲:椎名豪


ミッション1の楽曲です。

ACEシリーズのミッション1の楽曲は個人的に重要な立ち位置なのですが、その期待通り、メインテーマとも言える楽曲を使用されております。

こちらのヴァージョンは伸びやかな中にもやや軽快さがあり、まるでオープニングムービーの楽曲のようにも感じさせますが、実際にミッションをプレイしてみると違和感なく響いてきます。

椎名豪さんと言えば『エースコンバット』というイメージはあまり無いかもしれませんが、シリーズのらしさを感じさせる旋律で見事に溶け込んでいます。

椎名さんの楽曲が好きな方、エースコンバットのサウンドが好きな方の両者の期待に応えるような素晴らしい楽曲で、こちらをベストトラックとしました。

まとめ

エースコンバットサウンドに椎名豪さんと言う新しい風が加わったサントラですが、今聴き返してみてもその最大風速はなかなか猛烈なものでした。

加えて、『ACE04』以前のサウンドが好きだった方も楽しめますので、新旧の風が入り乱れる珍しいタイプのサントラだと感じます。

ゲームの方も3DSでエースコンバットをプレイすることにピンと来ない方が多いでしょうが、従来のファンも楽しめる内容でしたので、多くのシリーズファンの方に手に取って頂きたいです。

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