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レビュー「Come Clean」/Puddle Of Mudd

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不器用な男のロックな叫びを堪能できる名盤!

エースコンバット主題歌「Blurry」収録

今回はエースコンバット5の主題歌である「Blurry」が収録されたアルバムをご紹介します。

アメリカのPuddle Of Muddというロックバンドのメジャーデビューアルバムにあたる「Come Clean」です。

「Blurry」は有り難いことにサントラにも収録されております。

しかし、あまりにもその楽曲が素晴らしかったため「彼らの他の楽曲も聴いてみたい!」といういつもの衝動に駆り立てられて手に取ったCDになります。

アルバムの全体像

私が所持しているのはボーナストラック入り含め全12曲収録されたものになります。

収録時間は52分とごく普通のアルバム収録時間となっています。

全体を通じて旋律としてはメロディアスでキャッチーな楽曲が多いです。

しかし、それをヴォーカルのウェス・スキャントリンがロックに歌い上げているのが非常に格好良いです。

また楽曲の緩急も特徴的で、静かで何とも言えない不安定さのあるメロ部分と、情熱的なサビの爆発力との間に大きな差異があり、そこがまた聴き心地良く感じられます。

メロディアスなのにロックであったり、楽曲の緩急があったりといったギャップのようなものが上手く嵌り、聴きごたえのある素晴らしいアルバムに仕上がっております。

「Blurry」はもちろんなのですが、もう1曲が非常に私が好んで聴いている楽曲がありますので、それら2曲を以下にご紹介しようと思います。

なお、こちらのアルバムはPV作成された楽曲が4曲もあり、公式動画も上がっておりますので、そちらも貼りつつ進めていこうと思います。

収録曲

1.Control

2.Drift and Die

3.Out Of My Head

4.Nobody Told Me

5.Blurry

6.She Hates Me

7.Bring Me Down

8.Never Change

9.Basement

10.  Said

11.  Piss It All Away

12.  Abrasive

Blurry


繰り返しになりますが、ACE5の主題歌です。

曲名の「Blurry」の和訳は「ぼやけている」という意味があり、歌詞の冒頭でも「何もかもがぼやけている」と歌っております。

大切な存在を失ってしまい、何もかもがぼやけてしまっていることをロックに歌いあげているのです。

PVも話題になっているようなのですが、個人的には視聴していて、なかなか心が苦しくなるものもありました。

大切な存在が息子なのか妻なのか、あるいは両方なのかは分かりませんが、リアリティも感じさせる内容だなと感じます。

ACE5の主題歌として、ゲームと楽曲を結び付けるのはちょっと違和感もあるのが正直なところではあるのですが、ACE5の仲間を大切な存在に置き換えて聴いてみるのも良いかもしれません。

注意点としては、そもそもこちらのアルバムは2001年にリリースされたものであり、ACE5の発売が2005年なので、ゲームの主題歌のために作成された楽曲ではありません。

となると、どのような経緯で主題歌として採用されたのかが非常に気になるところなのですが、残念ながらそこの情報は見付かりません。

質問できるような機会があれば、伺ってみたいと思っております。

1つ言えるのは楽曲のタイトルであったり歌詞の内容というのを外して考えますと、こちらの楽曲は、ゲームのドラマ性を大いに盛り上げております。

歌唱的表現だったり、サビで一気に吐き出すような楽曲構成だったりが、プレイヤーの感情にグングンと迫ってきます。

それだけでも主題歌としては十分に素晴らしいものであり、この楽曲主題歌として「ノー」と言う方は居ないのではないでしょうか。

She Hates Me


「Blurry」の次のトラックです。

もちろんも「Blurry」は大好きな楽曲なのですが、もしかしたら私はこちらの楽曲の方が好きかもしれないという程、ここ数日リピート再生していました。

曲名の「She Hates Me」を和訳すると、「彼女は俺をひどく嫌っているだ」という意味になります。

歌詞の全容は、叶わぬ恋に振り回されて、一周回って笑えてくるようなヤケクソな心情を歌っています。

「俺を笑ってくれ」と言わんばかりです。

なので、楽曲構成も何処かおちゃらけているような不明瞭さがあり、そこが個人的に気に入っています。

かつ、サビの爆発力はここでも炸裂しており、良い意味での男臭さが感じられ、「これもロックだな」と思わせます。

まとめ

「Blurry」は、このアルバムの中でも強い存在感があり、この1曲だけでもCDを手にとって良かったと思わせるものがありますが、「Blurry」を聴いて良いなと思った方には、他の楽曲も是非聴いてみて頂きたいです。

「She Hates Me」も個人的に名曲だなと思っておりますが、全体として男臭さのある素晴らしいロックサウンドになっており、各楽曲の旋律やダイナミクスはどれも一級品に感じます。

特に男性の方に聴いてみて欲しいと思います。

世の中、器用な男性なんてほとんど居ないでしょうし、「失敗」を歌ったネガティブなイメージの楽曲が多い中、きっと魂を揺さぶられるような楽曲に出会えると思います。

男なら失敗しても叫べば良いのかもしれない。

そんなロックな想いをさせてくれる名盤だと思います。

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