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レビュー「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」オリジナルサウンドトラック

投稿日:2020年6月16日 更新日:

かの有名曲はもちろん、機械的な音楽からの意外な広がりを楽しめるサントラ!

コンポーザー:桐岡麻季、日比野則彦、本田晃弘、角田利之

ゲームのプレイ状況:未プレイ

前回の記事から引き続き「ZONE OF ENDERS」シリーズの作品になります。

こちらも私自身未プレイなのですが、作品の概要につきましては前回の「ZONE OF ENDERS Z.O.E」のサントラレビュー記事で軽く触れております。

どのようなゲームなのか気になる方はそちらもご参照下さい。

「ANUBIS ZONE OF ENDERS」(以下ANUBIS)につきましては、オープニング曲が「PRESS START2006年公演において演奏されました。

サントラの全体像

コンポーザーのお名前を見ても前作と大きな変化はありませんが、前作から繋がるシリーズ作品のサントラということで、音楽的な雰囲気にも大きな変化はありません。

機械的な音楽が中心ながらも、ヴォーカル曲のアレンジ曲を織り交ぜながら、バランスが取られているという印象も前作同様です。

「ANUBIS」においてはヴォーカル曲がオープニングの1曲になっておりますので、こちらの楽曲の印象が非常に強く残る作品となっています。

逆に言いますと、1曲のみということで、旋律が印象に残る慣れ親しみやすい楽曲が前作よりも少ないので、全体的には前作程の聴き易さは感じられませんでした。

ただ、今作はコーラスの使用された楽曲が印象的で、メロディアスさの薄い機械的な楽曲である中でも、味わい深さがあります。

トップレート曲

Beyond The Bounds [Full Version]

Jehuty ~Vivid Transparency~

Leo! Leo!

Beyond The Bounds [Mitsuto Suzuki 020203 Mix feat.Sana]

Final Battle

Trusting Peace

Jehuty ~Vivid Transparency~


ステージ曲になります。

リズムの心地良さがある楽曲で、前半部分は、曲の途中から加わるベース音が印象的です。

後半になりコーラスやオーケストラルな雰囲気が加えらることで、楽曲の迫力が増していくのも魅力的です。

Leo! Leo!


戦闘曲のようですが、緊迫感というものはあまり感じられません。

ちょっとイケイケな、勢いに乗っているような曲調ではあります。

しかし、コーラス音含め、人の声をそこに巧く乗せられており、あまり聴いたことの無いタイプの楽曲だなと感じました。

ちょっと癖になり、繰り返し聴いてしまったトラックです。

Beyond The Bounds [Mitsuto Suzuki 020203 Mix feat.Sana]


なぜ10曲目に収録されているのかが不思議なのですが、オープニング曲のアレンジ曲で、「pop’n music」で使用されたヴァージョンになります。

”Sana”という名はヴォーカルを担っている新谷早苗さんのことです。

「pop’n music」「beat mania」を中心にヴォーカルを担っていらっしゃいます。

意外なのは現スクエア・エニックスの鈴木光人さんの名前がアレンジャーとしてここに出てきたことです。

元々はコナミとも関係の深い方だったというのは知りませんでした。

機械色の強くなったアレンジですが、控えめながらも澄んだヴォーカルが返って印象的に聴こえてきます。

Final Battle


この楽曲もヴォーカルが入ってくる箇所が印象的なのですが、こちらも新谷さんの声でしょうか?

ちょっと民族音楽のようなヴォーカル旋律なのですが、機械的な楽曲との意外な組み合わせが新鮮でした。

Trusting Peace


オープニング曲のアレンジ曲です。

ピアノを中心としたオーケストラなアレンジで、サントラの雰囲気も一転します。

非常に良いのですが、欲を言えばもう少し長く聴きたいなとは思いました。

こればかりはゲームシーンに合わせているというところで、仕方のないことなのですが、音楽だけを聴いてしまうとこのような感想を持ってしまいます。

ベストトラック

Beyond The Bounds [Full Version]


やはりと言いますか、どうしてもこちらの楽曲が印象に強く残るため、ベストトラックに選んでしまいました。

ずっと「オープニング曲」と連呼していましたが、こちらの楽曲がそれになります。

ゲーム音楽の領域では、有名曲と言って良いのではないでしょうか。

個人的にはイントロの印象が強烈です。

あとは、最初のメロ部分も好きなのですが、ヴォーカルのハモリが突然で消えるのに、返って爆発力を感じるのが最高です。

桐岡麻季さんが作曲され、ヴォーカルはシンガーソングライターの木村真紀さんが担っています。

上述の通りこちらの楽曲が「PRESS START」2006年公演で演奏されたのですが、なんと木村さんがゲスト出演されています。

この楽曲がオーケストラとヴォーカルの組み合わせでどのようにアレンジされ演奏されたのかが気になって仕方がありません。

2006年公演に行けなかったのが益々悔やまれます。

付け加えますと、2006年公演では木村さんが「ICO」の楽曲も歌われています。

木村さんが歌う「ICO」は、どんな風に素晴らしかったのでしょうか?

こちらも非常に気になるところです。

まとめ

ゲームが未プレイであっても「Beyond The Bounds」が好みであれば、それだけでこのサントラを聴く理由になると思います。

きっと、「PRESS START」で感動してこのサントラを手に取った人も居らっしゃるのではないでしょうか。

他の楽曲についても機械的な音楽からどのように広がって行くのか、という点に着目して聴いてみると楽しみ易いと思います。

気に入られる曲もあると思うので、是非他のトラックも聴いてみて欲しいです。

ドライブ場面にもなかなかマッチするので、運転中に聴くサントラを探している方にも良いかもしれません。

ただし、いつものことながら、やはりゲームもプレイしたくなてしまいます。

PS4版はVR無くてもプレイできるようなので、機会を探ろうと思っております。

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