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レビュー「ルクセンダルク小紀行」 / Linked Horizon

投稿日:2021年3月10日 更新日:

ブレイブリーデフォルトの世界観を広げるヴォーカルアレンジとピアノソロアレンジ!

作詞、作曲、プロデュース:Revo

今回はブレイブリーデフォルトSound Horizonのコラボ作品(すなわち、Linked Hrorizonの作品)である「ルクセンダルク小紀行」をご紹介します。

アレンジ盤、と言ってしまうと厳密的にはちょっと異なるのかもしれませんが、ルクセンダルクの世界がより広がっていくような素晴らしい作品となっております。

なお、私が所持しているのは [BRAVERY DEFAULT盤]となっております。

収録楽曲の違い

「ルクセンダルク小紀行」には3つのヴァージョンが存在しております。

[初回限定盤][通常盤] [BRAVERY DEFAULT盤]の3種類です。

それらの大きな違いとして収録楽曲の違いがあります。

ベースとなる3曲は共通なのですが、[初回限定盤]にはボス戦闘曲「戦いの果てに」のアレンジ曲が特別収録されています。

[通常盤]にはイベント曲「来訪者」のアレンジ曲が収録されています。

[BRAVERY DEFAULT盤]にはどちらも収録されておらず、ベースとなる3曲のみとなっておりますが、ゲーム中で使用できるアイテムのシリアルコードが同梱されています。

すなわち、[初回限定盤]と[通常盤]の両方を買えば全楽曲を聴けるということになります。

ややこしい仕様で、実際のところ私自身は何も知らずに [BRAVERY DEFAULT盤]を入手しておりました。

ネガティブな印象で受け取る方も多いでしょうが、個人的には商業的な思惑というよりは、「ちょっと複雑で分かりにくい」というRevoさんらしさの方を感じております。

とはいえ、全曲聴けないのを残念に思う気持ちは私も同じではあります。

CDの全体像

 [BRAVERY DEFAULT盤]は、3曲収録で18分間のボリュームとなっています。

1曲あたり6分と考えると、曲数の割にボリュームがある作品だと捉えることができます。

「小紀行」というアルバムタイトルの通り、CDシングルのような扱いになっています。

歌詞の付いたヴォーカルアレンジというイメージが強いのですが、ピアノソロ楽曲も収録されております。

Revoさん主催のSound Horisonは「物語音楽」というところでエンターテイメント性のある音楽なのですが、だからと言ってそのアプローチは”歌”だけでされているわけではないことを意味しているように感じます。

今回のLinked Horizonの企画で参加されているメンバーは、例によって豪華なメンバーが多人数いらっしゃるのですが、今作ではピアノを弾かれている千住明さん、ギターのマーティ・フリードマンさんは特に多くの方が知っている名前だと思います。

個人的には[初回限定盤]「来訪者」でゲーム音楽コンポーザーとしても有名な桜庭統さんがキーボードで参加されているとのことで、[初回限定盤]も益々聴いてみたいなと思わされております。

収録曲

1.希望へ向う譚詩曲 [Long Version]

2.彼の者の名は… [Vocalized Version]

3.風が吹いた日 [Piano Solo Version]

希望へ向う譚詩曲 [Long Version]


1曲目からクライマックス感のあるやや違和感を覚えるトラック順ですが、[限定盤]、[通常盤]では最後のトラックに収録されています。

賛否はともかく、このようにされた意図について想像することは難しいです。

こちらの楽曲はオリジナルサントラにも収録されおりますが、ロングヴァージョンになっております。

オリジナルサントラの方でも6分52秒とボリュームのある楽曲なのですが、更にそのロングバージョンということで8分13秒に増えております。

具体的にどの部分が追加されたかと言いますと、イントロ部分になります。

オリジナルサントラの方ではすぐにヴォーカルによる主旋律が始まるのですが、こちらのヴァージョンではティンホイッスルのような笛の音色のイントロが追加されております。

それも、オクトパストラベラーの印象的なフレーズをギュッと濃縮したような印象深い内容になっており、「紀行」というタイトルに相応しく、よりルクセンダルクの世界を感じ取れる内容になっております。

個人的にはこちらのヴァージョンの方が良いなと感じました。

彼の者の名は… [Vocalized Version]


ボス戦闘曲のヴォーカルアレンジとなっております。

スピード感がより増して感じられますが、裏打ちの心地良いリズム感は変わらず活き活きとしております。

Revoさんのヴォーカルは、男性なのに透き通ったような美しさを感じます。

パワフルさにはやや欠ける印象もあるのですが、それが返って良いなと思わせます。

ロックでスピーディーさのある楽曲ですが、実はメロディアスな部分を持つ楽曲なので、そのメロディアスな旋律とRevoさんの声質がよく合っているなと思うからです。

その他に個人的に好きなのは2コーラス目に入る前のベース音です。

ベースの奏法についてはちょっと分からないのですが、強くはじかれた低音域のサウンドが格好良いなと感じます。

風が吹いた日 [Piano Solo Version]


ブレイブリーシリーズの楽曲の中でも特に印象深い必殺技発動時の楽曲の1つですが、それをピアノソロアレンジでしっとりと聴かせてくれます。

楽曲の印象が想像以上に変わるのですが、高音域部の繊細さが特に印象深いです。

まとめ

収録楽曲が異なる点には注意が必要となっていますが、収録楽曲の少ない [BRAVERY DEFAULT盤]でも充実した内容を感じさせられます。

「希望へ向う譚詩曲」は大変なボリュームとなっておりますし、「彼の物の名は…」のアレンジは原曲の雰囲気を壊さないどころか、ボーカルが入ったことが更に楽曲を彩っている印象さえ受けます。

「風が吹いた日」のピアノソロも、なぜそのようなアレンジにしたのか、聴けばその良さがすぐに分かります。

サントラも良いのですが、BDFFの楽曲が気に入った方には、よりBDFFの世界を広げていくのに必聴の作品であると思います。

BD2が発売された今だからこそ、BDFFの世界を音楽を通じて振り返ってみるのもまた良いのではないでしょうか。

 

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